僧帽筋 trapezius
ファンクショナルアナトミー
僧帽筋は上部、中部、下部に分けられる。上部は鎖骨の引き上げに主に作用。中部は厚く力が強い。肩甲骨を挙上、内転、上方回旋。下部は肩甲骨を内転、上方回旋。3部分同時収縮で肩甲骨は上方回旋と内転を同時に実施。三角筋を助けるために肩甲骨を安定させる。僧帽筋が肩甲骨を上方回旋することでのみ、手を頭の上まで挙上することができる。また、重いものを持つときに肩甲骨が下へ引っ張られないようにする働きもある。
起始:(上部)後頭骨と項靭帯、(中部)第7頚椎と第1から3胸椎の棘突起、(下部)第4から12胸椎の棘突起
停止:(上部)鎖骨の外側後面1/3、(中部)肩峰内側縁と肩甲棘上縁、(下部)肩甲棘内端
神経支配:副神経、頚椎神経(C3,4)
エクササイズ
ショルダーシュラッグ
ベントオーバーローイング
ベントオーバーサイドレイズ
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参照文献:
身体運動の機能解剖 Clem W. Thompson (著), R.T. Floyd (著), 中村 千秋 (翻訳), 竹内 真希 (翻訳)