2014年7月25日金曜日

糖尿病がある脳卒中患者とない脳卒中患者では、ない患者のほうがリハビリテーションの成果が出やすい。

糖尿病を合併している脳卒中患者と、合併していない脳卒中患者のリハビリテーションの成果

Rehabilitation Outcomes of Stroke Patients With and Without Diabetes
Bridgett Piernik-Yoder, PhD, OTRemail, Norma Ketchum, MS
Published Online: May 01, 2013
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.apmr.2013.04.014

Abstract

Object
糖尿病併存症と脳卒中患者のリハビリテージョンの成果の関係を調査する。

デザイン
二次データ分析。

設定
入院患者用のリハビリテーション施設。

参加者
20042008年に入院患者のリハビリを受けた脳卒中(N=35243)。

介入 
なし。

主なアウトカム評価項目
FIM、入院期間、および退院先。

結果
対象患者の年齢は71.0±13.2歳であった。 46.2%が有健康保険者、メディケア受給者は、53.8%だった。対象患者のうち、34.5%は糖尿病を併存疾患としていた。そのうち17.2%がtier-eligible82.8%がnontier eligibleとして分類した。調査結果は、糖尿病を持つこの対象患者は、糖尿病のないものよりも若年齢でリハビリテーション·サービスのために入院したとし、そして患者の年齢
に和らげられるtier-eligible糖尿病併存症が、脳卒中リハビリテーション結果のかなりの予測手段であるとした先行研究を支持している。さらに、支払資源に関係なく、類似した調査結果になった。


結論

この研究は、併存疾患として糖尿病が大幅に脳卒中リハビリテーションの結果に関連していることを追加の証拠を提供するが、そのことは、患者の年齢によって緩和される。

*ICD-9 codes 250.0 through 250.3 were classified as nontier comorbidities
(250) 糖尿病のmellitus
(250.0) 糖尿病のmellitus 言及なしの 複雑化
(250.1) ketoacidosis の糖尿病
(250.2) hyperosmolarity の糖尿病
(250.3) 他の昏睡状態が付いている糖尿病
(250.4) 腎臓の明示の糖尿病
(250.5) 眼の明示の糖尿病
(250.6) 神経系の明示の糖尿病
(250.7) 周辺循環無秩序の糖尿病
(250.8) 他の指定明示の糖尿病
(250.9) 明記していない複雑化の糖尿病