2013年12月13日金曜日

高齢者において歩行速度と余命が関連している

歩行速度は高齢者の生存率と関連しているとの研究です。


JAMA. 2011;305(1):50-58
http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=644554

高齢者の歩行速度と余命

対象、デザイン
65歳以上高齢者34,485人。平均年齢73.5歳。女性59.6%。白人79.8%。ベースラインにおける歩行速度と6-21年間の追跡データを解析。歩行速度は1秒当たりの距離。参加者の平均歩行速度は0.92m/secだった。

メインアウトカムは生存率と平均寿命

結果
歩行速度は生存率と有意な相関があった。とくに75歳以上で強り相関があった。歩行速度が0.1m/sec速くなると死亡リスクは12%低下した(p<0.001)。男女ともすべての年齢層で、歩行速度が速いほど予測される生存期間が延長した。

結論
選択した9つのコホート研究からの個々のデータのこのプール解析結論は、歩行速度は高齢者の生存率と関連していた。






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