いままでの研究で示されているものよりも歩行時の転倒は少ないそうです。
~実感として歩行時の転倒は少ない印象が確かにあります。
Lancet. 2013 January 5; 381(9860): 47–54.
Video capture of the circumstances of falls in elderly people residing in long-term care: an observational study
Summary
Background
高齢者の転倒は、特に長期的なケア環境では、主な健康上の負担となっている。まこのような人々でどのように、なぜ転倒するかはほとんど客観的な証拠がない。我々は現実のビデオ映像によって、長期ケアでの転倒したときの分析することによって、そのような証拠を提供することを目的とした。
Methods
ブリティッシュコロンビア州、カナダの2つの長期ケア施設で、2007年4月20日、および2010年6月23日の間にこの観察研究を行った。デジタルビデオカメラは、共通領域(ダイニングルーム、ラウンジ、廊下)に設置された。転倒が発生した場合は、施設のスタッフがインシデント·レポートを完了し、私たちはビデオ映像を収集することができるように我々のチームに連絡を取った。チームは落下時の不均衡と活動の原因を精査検証アンケートを毎年、転倒にビデオを見直した。我々は、その後の違いはロジスティック回帰、対数線形ポアソン回帰を様々な原因による転倒、および一般化線形モデルで、様々な活動に従事しながら、反復測定の参加者の割合で存在したかどうかした。
Findings
私たちは、130人(78歳平均年齢は、SD 10)から227の転倒を確認した。最も多いの転倒の原因は不適切な体重移動(93 of 227) で、次いでつまづきまたはよろめき(48, 21%)、衝突またはぶつかり(25, 11%))、支持物の喪失(25, 11%))、脆弱(24, 11%)の順であった。滑り転倒は3%(6件)のみだった。最も転倒率が高かった動作は前方歩行(24%、54件)で、次いで静かな立ち上がり動作(13%、29件)、坐位動作(12%、28件)の順であった。長期ケア施設から以前の報告と比較して、我々は立っているときと移乗時の時の転倒発生が多く、歩行時の転倒はすくなかった。base-of-support よりも身体質量中心centre-of-massの動揺に起因する転倒が多いことを確認した。
Interpretation
最も一般的な転倒につながるイベントの順序への洞察を提供することにより、我々の結果は、長期ケアのバランスの評価と転倒予防のために、より有効かつ効果的なアプローチにつながるはずだ。
論文URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3540102/