結果としては同時音楽の存在、さらに認知タスク追加によって歩行障害は悪化するとのことでした。
Archives of Physical Medicine and Rehabilitation Volume 90, Issue 9 , Pages 1578-1583, September 2009
full text URL
http://www.archives-pmr.org/article/S0003-9993(09)00344-X/fulltext
Abstract
Brown LA, de Bruin N, Doan JB, Suchowersky O, Hu B.
Novel challenges to gait in Parkinson's disease: the effect of concurrent music in single- and dual-task contexts.
Objective
シングルおよびデュアル·タスク環境でパーキンソン病様歩行への同時音楽の影響を調べた。
Design
A counterbalanced repeated-measure design.(平衡反復測定デザイン?)
Setting
大学バランス研究所
Participants
特発性パーキンソン病(PD)(N =10)(67±7Y)、健康な年齢をマッチさせた(65±6Y)コントロール群(n = 10)。
Intervention
被験者は4つの異なるテスト条件で遮るもののない通路に沿って自己選択したペースで歩いた。 実験条件は、音楽の伴奏の有無(無音楽/音楽)と二次認知タスク(シングル/デュアル)の存在によって分けた。 シングルおよびデュアルタスク環境は、無作為化された。実験は、音楽の存在によってブロックされ、対象者間で平衡化した。音楽は、対象者が自分で選んだ。 認知タスクは、数の減算(3の)から成る。対象者は音楽に対応するように指示されておらず、彼らはタスクの優先順位に関して指示も受けなかった。
Main Outcome Measures
平均歩行速度、歩幅、歩行サイクルにおける両下肢支持期の割合
Results
PD患者の歩行は、並列の音楽によって悪影響を受けていた。これとは対照的に、コントロール群の歩行パフォーマンスは、音楽有る無しでの有意差を示さなかった。認知タスクの追加要求は、PD患者とコントロール群には違った影響を与えた。PD患者の歩行における時間空間的なパラメーターはさらなる現象を示した。コンロトール群はわずかな改善を示した。
Conclusions
PDに関連する歩行障害は、同時音楽の存在、さらに認知タスク追加によって誇張される効果によって悪化している。これらの結果は、マルチタスク環境における患者の安全に関係がある。
Fig 1.
Means and SEs of means for (A) the number of verbalizations and (B) the percentage of errors made during a secondary cognitive task (serial 3's) during no music (NM) and music (M) trials.
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Photo By William Richard Gowers (1845–1915) after St. Leger (unknown dates) [Public domain], via Wikimedia Commons |